初めての友人じゃないお客様 マジか〜フロイドローズ
初めてHPから友人以外のお客さんが来た喜んだのも束の間、白いIbanez RG のフロイドローズのファインチューが固着したとの事
うぁーなんだか嫌だなー 嫌なのはフロイドローズでもなくRGでもなく白のRGだからです 白のRGといえばMrBIGのポールギルバートを連想します ポールギルバートといえばイングベイのようなテクニシャン 勝手なイメージですがテクニシャンはピッチにうるさくシビアセッテイングを要求されるんじゃないだろうか?と思ったけど客を選べる立場ではない もちろん承諾した
現れたのはパンテラのTシャツを着た感じの良いお兄さん 心の中でやったこれなら大丈夫そうだ(何がやねん笑)。
これなら20分で終わると思い20分ほどお待ちくださいと伝えてファインチューナーにシリコンスプレーを染み込ませて20分、6弦だけ回ったけどその他全てのファインチューナーが回らない えっ!回らない完全に固着してる…
これはダメですねユニット交換なんでパーツ代だけで5万かかります
お客さん『5万はちょっと…』
そりゃそうです10万円のギターの5万+工賃ならもう少し足して新品買える。
RG370で良ければ中古を4万円で仕入れて来ますよ
お客さん『ちょっと考えさせて』
そらそうだ、このRGはEMGが乗ってるんですRG370じゃ満足できないよな…
聞けば小さい子供がいる若いお父さん 残念そうな顔している
よーしできるだけ安くオーバーホールしてやるかー!と心の中でつぶやいて
あの〜もし良かったら初めてのお客さんだしお金かからずに修理しますので数日預からして下さい もしギターがないなら貸しますと伝えると是非預かって下さい ギターはストラトとレスポール持ってますので大丈夫ですとのこと
さーてどうするか
フロイドローズのユニット外そうと弦ロックを回そうとしたがこっちも回らない…

でも弦ロックはシリコンスプレーだけで回りました
軽く湯せんして中性洗剤で洗ってからガーゼにシリコンを染み込ませて1日 やっぱり回らない
サビを落としてみるか

ビンテージギター修理で使う特殊なサビ落とし 写真でわかりずらいですがサビが浮き出て気泡が出てます
サビを落としてみるとサビの中にゴムみたいのがあるぞー
このIbanez製のフロイドローズのファインチューナーはネジ抜けを防止するためにファインチューナーにパッキンをつけてストッパーになってました それが経年劣化でサビと化学反応してネジ山を噛んでました こんなストッパー付けなくてもいいのにオシャレなことしたIbanezの失敗だと思う…
爪楊枝でパッキンの残骸を除去して
やった〜 外れた〜

ナイフエッジもダメになってたのでヤスリで削ってルーターで形成して終了

いつものドックシモンズのポリッシュで磨いて終了と思いきや
弦高調整しようとしたらポストが回らない おそらくこっちもサビとクッション材のゴムが化学変化して噛んでる
やらかした〜
予想できるトラブルだったー
とりあえず最低限弾ける状態にしてお客さんを呼びました
すぐに直すか直した場合弦を貼り直さないといけないので弦が勿体無いです1ヶ月この状態で弾いていただいて もう一回1ヶ月後に来てもらえないか相談すると快く了承していただいた フロイドローズがなおっただけで満足だったようです
安い今は無いフェルナンデスの弦と電池代金 1000円だけいただきました

余談
良かったらケンタウルスのコピーあるから遊んでいってよと言って ケンタのコピーとVHTのアンプ あとお客さんが気になったモザイクのエフェクターを渡し隣部屋へ移動しました しばらくするとVHTからお客さんが弾いてるリトルウィングが聞こえてきた うぁー良い音だー 俺のケンタコピーなんだけどな… 笑
一時期入手困難だったけどベーリンガーのケンタコピーまだあるようですリンク貼っときますZENTARA OVERDRIVEという名前みたいです
仕上げのポリッシュ



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